ネット上にはびこる好き勝手な意見たちを、端的にまとめてみました。
1.マイホームは損得で買うものではない
世の中では賃貸VS購入どっちが得!?という議論をよく見かけます。
実際私のお客様からも、結構な確率で質問を受けます。
しかし私は、この議論をすること自体が、ちょっとイケてないのかなと思っておりまして・・・。
こういうご質問を頂いた場合は、こんなやりとりから始まります↓
お客様:賃貸か購入か、どちらにすべきなのでしょうか?
私:SUUMO等を検索して、賃貸で住みたい物件はありましたか?
また、それは予算内に収まっていますか?
お客様:んー・・・正直なところ満足な物件だと高いんですよね。
私:ではまずは購入で探していきましょう。
最初のやりとりはこれで終わりです。
お金があるのであれば、賃貸で満足な物件もあるでしょう。
このご時世、いつライフスタイルが変わるか分からないのに、
何千万の借金を背負って購入してしまうことは明らかにリスクです。
賃貸で問題ないのであれば、わざわざそんなリスクを背負わなくてもいい。
(↑営業マンは売りたいから、これを言わないんですよね・・・)
でも、私達のような庶民はそうはいきません。(←勝手に私達と括ってすみません><)
生活費だって限られている。家賃にそんなたくさん突っ込んでいられない。
かと言って、子どもがどんどん大きくなっていくのに、小さなアパートに住んでいるわけにもいかない。
だったら購入も検討しましょう。
こうなるのが自然な流れかと思っています。
賃貸が得?購入が得?ってそんな議論はどこまで行っても平行線で、
一種のエンタメになってしまっている気がしてなりません
賃貸の営業マンは賃貸がいいって言うし、売買の営業マンは購入が言いって言う。ネット上には賃貸派・購入派が入り乱れており、誰の意見を取り入れればいいか分からないですよね。
2.子育て世代がマイホームを買って得すること
私は2年前に建売の戸建てを購入したのですが、良かったと思うことの代表例はこんな感じです。
① 子どもがおもちゃを散らかしたり、走り回ったりしても、ストレスがたまらない。
② 生活空間と寝る空間が分かれたことで、子どもが決まった時間に寝るようになった。
③ 家の前で遊べるようになり、いちいち公園に行かなくてもよくなった。
④ お風呂が大きくなり、子ども達が喜んで入るようになった。
などなど。
他にもたくさんあるのですが、これだけでも格段に生活が豊かになりました。
今まで無駄にストレスをためていたんだなと実感しました。
夫婦ふたりだけだと何でもこいだと思うのですが、
やはり子育て世代にとって、住居は本当に重要なもので、
それを快適にすることで、いい循環が回っていきます。
損得ではなく、家を買ったらどうなるのかを想像してみると、
ちょっとワクワクするかもしれませんね。
3.理想のマイホームを選ぶ時のポイント
物件を探す際のポイントとしては、様々なサイトにチェックシートみたいなものがあります。
ただ、私は条件をただ一気に並べるだけでは不十分だと思っています。
賃貸と違って、購入は理想の条件に出会えないことが多いです。(特に都会は・・・)
例えば世田谷区内、月々返済13万円以内と最初から縛ってしまうと、
理想の家を探していたはずが、間取りがどんどん小さくなっていたり、学校から離れていったり・・・
得する為に購入するはずじゃないのに、いつのまにか金額だけしか見ていなかったりします。
よく皆さんが探される流れは・・・
①戸建?マンション?かを決める → ② 予算を決める → ③ エリアを決める → ④ 間取り →・・・
という感じが多いのですが、私がいつもご提案している流れは、
① 予算を決める → ② 希望の間取り(広さ)を決める
までにとどめて、物件を探していきます。
理由は、
戸建かマンションかを判断する前に、エリアを決めてしまう前に、
購入する目的は「子ども達、家族が幸せに暮らせる家」であることですから、
それが我が家の予算で達成できるのは、このエリアなんだな~、戸建だとこうなるんだな~と、
知ることが何より大切で、第一歩です。
本当にこのエリアでいいのか?やっぱりマンションがいい!という議論は、その後で充分です。
また一から保育園の手続きをしないといけなかったとしても、
それはたった1年ぐらいの労力であって、その先何十年住む家の条件にすべきではありません。
杓子定規に、お客様シートの項目にある条件を一気に聞いて、その中で提案していく営業マンが多いですが、
それをしてしまった時点で、一気に理想からは離れてしまいます。
ネット上の意見や、営業マンの意見を鵜呑みにして、自分の人生を棒にふることだけは、どうかなさらずに・・・。
まとめ
今回は、マイホームに関しての基本的なことをお話してみました。
これからどんどん具体的な情報をお届けしていきたいと思います。
参考になったら嬉しいです